■部内風景点描
【LOVE☆ホルモン】
ネ申「無性にホルモンが食いてぇ……。
練習後、神村のこの一言からすべては始まった。
我々の意思疎通に会話など無用。次の瞬間から、さっそうと部室のホットプレートを準備し始める鬼多村山之内。その間にチャリを飛ばしてサニーマートへホル
モンを買い求めに行く神村。4年生たちがさいっこうのコンビネーションプレイで
ホルモン焼き大会の準備を進める一方、後輩たちは、
「また先輩たちが気持ち悪いことやっているよ」
と的確な状況判断を下し、やはりさっそうと帰
宅してしまった。
彼らには彼らの正義がある。
そうこうしているうちに神村が買い物を終えて帰還。
買い物袋の中には、見事にホルモンしか入っていない。しまった、ちょっとくらいロースやカルビも買ってくるだろうと読んだ俺が甘かった。神村のホルモンへ
の愛はそこまで強かったのだ。まいどの事ながら、神村の買い出しセンスには脱帽せざるを得ない。
ネ申「噛み切れないホルモンをクチャクチャやるのがいいんだよ!」
すでにホットプレートの熱はMAXである。

ホルモン地獄の図。神村が油を買い忘れたため、ホルモンがプレートに焦げ付いてえらいことになっている。写真でお伝えできないのが残念でならないが、かな
りの臭いである。

「クチャクチャ……クチャクチャ……。
やはり噛み切れないためサッポロの枝豆ビールで流し込む。グビリ。

ネ申「ホルモンがデカすぎるから噛み切れないんだ!ハサミで切って小さくしろ!
ラバーを切るためのハサミでホルモンを切断する我々。なにか間違っているような気がするものの、お酒の勢いで馬鹿やってしまう程度の低い大学生3人。

ラブ!!ホルモン!!!
もう食いたくねぇっす!!!
相当量のホルモンを完食した我々は、案の定おなかの調子がおかしくなったのであった。いやー、神村さん、マジでホルモンしか買ってこないとは思わなかった
アルヨ。
そして我々は散らかしたものをそのまま放置しホルモン臭ただよう部室を後にするという暴挙にでた。ゆるせ掃除係。
ホルモン 〜LIMIT OF LOVE〜 完
【余談】
伊勢佐木町のうしわかまるはツブれて岩盤浴になっていました。

調査班:病愛 with V-tech