こんにちは。SHO-1だよ。
今日は僕がひさしぶりに雑記を書きます。
とはいったものの。なにから書こうか。最近のビッグニュースといえばM上さんのコンタクト化だけど。これじゃ、あまりに内輪ネタすぎるかしらん。

ここのところしばらく五月病気味の篠田さんとかどうかしらね。
よし。じゃあ。とりあえず今回は篠田さんでいきまっす。

 
 今週の火曜日。Y之内くんが某サークルの焼肉会に、自らを一年生と詐称して乗り込んでいった日。(Y田Y介くん、すまん。)
 星の見えない夜。初夏だというのに冷えた空気は、ひどくじめじめしていて、いまにも雨が降り出しそうだった。

 焼肉会を抜け出して部室に戻る途中、篠田さんが、なんだかひどく疲れきった様子で部室まえをふらふらしているのを見つけた。


 俺「 お。
 篠「 お。
 俺「 どうしたんですか。こんな夜中に。
 篠「 いや。ゼミの飲み会の帰りよ。まあ部室に入れ。入れ。


 篠田さんは部室の椅子にこしかけると、ため息をついて話し始めた。ここからは長いので、概略のみ説明しよう。

・ゼミ生のなかに意中の女の子がいる。
・飲み会ってのは、その子と仲良くなるチャンスだと思う。
・飲み会終了後、送っていこうと声をかけたい。
・が、そんなY之内のようなマネは硬派の俺にはできん。
・なんとかしてくれ。


 僕はあんまりお話を聞かずに(むしろ無視して)、その間は腐ったマスタードをビンからビンへ移し変えてその腐敗臭に酔いしれるという、正直いまになって 思い返す とあのときの僕はどこかアタマがおかしかったのではないかと疑うようなキチガイじみた遊びに興じていたのですが、気づけばなんだか押し黙ってしまってま す、篠田さ ん。これは、マズイぞ。さすがに先輩の悩みトークを腐ったマスタードごときのために無視し続けたのはマズイぞ、と。
 取り繕わねば。僕は考えた。とりあえず、篠田さんは沈み込んだ様子だったので、まあまあ、こんなときはなにか飲み物でもどうぞ、と。落ち着きましょう よ、と。僕は永谷園の生味噌ずいを二杯も三杯も出しつづけた。これでもかと出し続けた。

 
 ずずず……
  ずずず……


 うむ。やはり味噌汁は永谷園だねぇ。たまらんねぇ。あれあれ篠田さん、なにをそんなに肩を震わせてらっしゃるので。
 ふいに篠田さんが立ち上がった。部室のすみまで歩いていって、金属バットを握り締めた。あれあれ。垣間見えるバイオレンス?肉弾戦はフェアじゃないです わ よ、篠田さん。

 オーケー、わかった。状況はよくわかった。要するに大ピンチボタン連打ってことだ。脳内で生命の危機を知らせるアラームが10億 デシベルで鳴り 響く。バオー!
 僕は、振り返った篠田さんの鬼の形相が見えるか見えないかのうちに、部室を飛び出した。全力疾走、加速、加速、そして高速、音速、ついには光速。ギュン ギュン!周りの景色 が判別できぬほどに加速した僕は、テニスコートのフェンスに激突、したたかに頭部を打ちつけて倒れた。




 



 帰りにドデカミンを買いました。
 (悩み相談はどこいった?)